金庫を調べているとよく見ると思いますが、「UL30」や「クラス125」、「ETL」等の英字が出てきます。
色々出てきて意味がこんがらがってたのですが「UL」と「ETL」というのは安全試験を行っているそれぞれの機関の認証マークの事でした。
「UL」はUnderwriters Laboratories Inc.(UL)が試験して安全性を認証しましたよ、というマークで、
「ETL」はIntertekという機関が認証しましたよ、というマークです。
試験している機関が違うので、ULとETLで耐火性能のテストや衝撃テスト、防水性能テスト等が、それぞれあります。
どういった条件下でのテストかはセントリー日本株式会社さんのHPにまとまっているのでご覧下さい。
以下はテスト名などで私が迷った部分や疑問が出てきた部分について調べた事です。
UL30とクラス125は違うのか?
「クラス125」はULのテストの一つの名前で、「UL30耐火テスト:クラス125」と名前が一続きになっているものです。
商品ページ等でただ単に「UL30」と記載されている物は、「30分耐火テスト」の事なので気をつけて下さい。
「UL30耐火テスト:クラス125」はULの「30分耐火テスト」に加えて、金庫内の内部の温度を52℃、湿度80%以下に保てる商品ってのを認証してくれているマークです。
(電子機器や記録メディアも保護できる、という認証)
私はメモリーカードやHDDも保護したかったので、それを探していたのですが、通販サイトの商品ページを見ていると結構「UL30」があって「これでデジタル系も大丈夫なの?安くない?」って感じで迷ったので、記載しておきます。
UL30ってクラス125の事?って気がしてたのですが、「UL」マークには「30分耐火テスト」というテストもあります。
「30分耐火」のマークやただ単に「UL30」と記載されている物は「30分耐火テスト」の事で、「UL30耐火テスト:クラス125」は別物なので購入時には気をつけて下さい。
30分耐火テストの意味
30分耐火テストというのは30分間耐えるという事ではなく、耐火性のテストのときに30分間で843℃まで炉内を加熱して炉内が低温に戻るまで数時間金庫を放置しても金庫の内部は177℃以下を保つという意味の規格の様です。
一見すると火災時に30分しか耐えられない、て感じちゃいますが微妙に違うので注意して下さい。
177℃という数字は紙が燃える温度は300℃前後らしいので「それよりも下の温度を保てますよ。=紙は燃えないですよ。」って事みたいです。
これ以下の温度を保つという数字です。
なので書類は燃えない事になります。(庫内の温度が上がっても自然発火する温度までは上がらない)
メモリーカードやHDDを保存したい場合には「デジタルメディア耐火テスト」
メモリーカードやHDDを金庫に保存したいという場合には、デジタル系の物でも保護できるテストに合格している商品を購入する必要があります。
私の場合にはデジタル系も保存したかったのでETLの「デジタルメディア耐火テスト」というテストに合格している金庫を購入しました。(→家庭用金庫の選び方)
「セントリーウォータープルーフシリーズHD2100」って商品です。
ただ、紙と違ってメモリーカードやHDDが、何℃までなら大丈夫なのかは調べても確認できませんでしたので、規格を信用するしかないという状態ですが。
「UL30耐火テスト:クラス125」の商品も探したのですが、かなり探してもクラス125の商品が見当たらなかったので、ETLの「デジタルメディア耐火テスト」に合格している方を購入する事にしました。
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