ゼンハイザーのRS160ワイヤレスヘッドフォンの音や使い心地、充電関係等に関するレビュー記事です。
主な購入動機は「夜中に音量を小さくする事なくテレビが見たい」です。
なので、主に使用感について記載しています。
音に関しても記載していますが、こだわりはないので、昔購入した赤外線の無線のヘッドフォンと違い、「普通に聞こえるのかどうか」程度なのでご了承下さい。
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長時間つけていても全然疲れない重さとクッション
RS160のヘッドフォンは休みの日に一日付けていてもほとんど痛くならないのがかなり良いです。
痛くなったとしても耳の上部がちょっと痛くなるくらいです。一日ずっとつけている日で。
ワイヤレスヘッドフォンで軽さはかなりのポイントだと思います。
説明書によるとヘッドフォン部分の重さはバッテリーを除いて約226gみたいです。
また、これは個人差もあるかもしれませんが、イヤークッション部分の形やヘッドフォンが頭の上部にあたる部分のクッションが丁度良い形で、丁度良い場所にあるのでホント痛くならないです。使い心地はかなり良いです。
一年半程度使用していますが、痛さでヘッドフォンを外した事はないです。
イヤークッションはこんな感じで、
ヘッドフォン上部のクッションはこんな感じになっています。
ヘタってきたらイヤークッションは別途購入する事もできます。
手元(耳元)で音量を調節出来る。
RS160ではヘッドフォン部分に+と-ボタンがあって音量を耳元で変更する事ができます。(この写真の見た目はカッティングシートを貼っているためデフォルトというか最初の状態ではありません。個人的に苦手な触り心地の材質だったため貼りました。デフォルトは「触るとサラサラしているプラスチック」という感じです。※後述)
これは「ながら作業」時にすごい便利です。
PC動画などは動画によって音量が一定でないので、動画の連続再生機能等を使用して「ながら作業」をしているといきなり音が大きい事があったり、逆に小さかったりって事があります。
その時にわざわざPC前に行って音量を調節しなくて良いので便利です。
使い方が簡単で機器替えが容易
使用にあたって汎用性があるというか、黒い円形の物(トランスミッター)に繋がったコードをイヤホンジャックに挿すだけなので、機器替えが簡単なのが良いです。
PCのスピーカーにもスマホにもテレビにも簡単に使えます。
普通の有線ヘッドフォンの様に使えて、ただ単にコードがないっていう感じです。
「サァー音」がなくクリアな音
昔、赤外線のワイヤレスヘッドフォンを購入した事があるのですが、その時は「サァー音」(何も音を流していなくても聞こえちゃう音)がずっと聞こえていたり、音質的にちょい微妙な感じでした。
なので、「ワイヤレスって難しいんだな~」って感じで、ワイヤレスヘッドフォンの音に関してはあまりいいイメージがなかったのですが、RS160は「Kleerワイヤレス技術」という無線方式を採用しているみたいで音はクリアでサァー音もありません。
ヘッドフォンで音楽などを聞いている最中に音が途切れた事もないです。
[PDF]RS160の取扱説明書4ページ – Sennheiserより引用
Kleerワイヤレス技術
ワイヤレスヘッドホンシステムRS160は、Kleer社のデジタルワイヤレス伝送技術を採用しています。Kleer社は、同名の規格を開発して、この低消費電力伝送を可能にしました。音を逃さず最高のCD品質を伝送します。
音質は有線の一万円程度の物くらい
この他に持っているヘッドフォンが有線の一万円くらいの物しかなく、また、値段では全然分からないとは思いますが、音質的には「有線の一万円程度のヘッドフォン」と同じくらいです。
個人的には全然満足な音ですが、音質を1万6000円くらいの有線のヘッドフォンと考えていると少し物足りないかと思います。(1万6000円は私が購入した当時のRS160の値段です。)
なので、音にこだわりのある人が、音質を少しでも求めちゃうと物足りないかもだけど、私の様にそんなにこだわりはない(良い方がもちろん良いけど)という方はRS160なら今までと同じ、というより少し良い感じで聞けると思います。
個人的には、昔の無線ヘッドフォンの音質が頭にあったので、RS160の音は良くてかなりびっくりでした。
普通にテレビやPC動画を見る音質として満足な音だったので。
音楽を聞く音としても個人的には問題ないです。上述した様に他に持っている「有線の一万円くらいのヘッドフォン」と同じくらいなので。
あんまり参考にならないかもしれませんが、音質的にはこんな感じです。
壁があっても問題なく聞こえる電波
また、私の使用環境ではトイレなどに行って壁があっても聞こえています。
一般的な一人暮らしやマンションの部屋ならどこでもクリアに聞こえると思います。
窓を閉めた状態で洗濯物をベランダに干していても聞こえます。
上位版(RS170やRS180)を購入するともっと遠くまで聞こえるみたいですが、個人使用で、特にマンション住まいなどで階をまたがないならばRS160で問題ないと思います。
(階をまたいでも大丈夫かもしれませんが、試した事がないので分かりません。)
私の使用環境ではトランスミッターから離れて音が聞こえなくなった事はありません。
ちなみに説明書のPDFによると通信範囲は障害物のない場所で約20mの様です。
電子レンジの時だけ干渉する。他の干渉は経験なし。
レンジを動かしている間だけは近くに行くと干渉して、「プチッ」となり少し経ってまた聞こえるってなる事もあります。
ですが、個人的にはそれは全然問題ないです。電子レンジを使用するのは食事の前の長くて10分ぐらいの時間なので。更に電子レンジを使用していても近くにいかなければ干渉は起きないので。
Bluetoothなんかを他の機器で使用していても干渉した事はないです。
無線LAN等も。(関係あるのかは分かりませんが一応記載しておきます。)
追記:電子レンジの近くだと「プチッ」ってなるのは変わってないですが、理由は干渉じゃなくて、電池への影響かも知れないです。RS160の中に入っている電池に影響が出て、その時に音が消えるという感じがしたので追記しました。
一日使ってもヘッドフォン側の充電が切れた経験はないけどトランスミッターの単三の予備はあると良いかも。
一日使用してもヘッドフォン側の充電が切れた経験はありませんが、トランスミッターからケーブルを外して使用する事が多い場合には予備電池も用意しておき満タンにしてる方が良いです。
ちなみに、ヘッドフォン部分に単四×二本と
トランスミッター部分に単三×二本を使用します。
先に電池が切れるのはトランスミッターの方なので単三電池が先にきれます。
(というより単三電池はトランスミッターにケーブルを差し込んでも充電されないので、ただ充電の残りが減るばかりって感じです。ケーブルを差し込むと「コンセント駆動」に変わり充電するわけではないみたいです。)
[PDF]RS160の取扱説明書16ページ – Sennheiserより引用
電源ユニットまたは充電ケーブルをトランスミッターに接続すると、トランスミッターは自動的にバッテリー駆動からコンセント駆動に切り替わります。
なので単三は予備の充電池を用意しておく方が使いやすいかと思います。
ヘッドフォン部分は使用していないとき、寝ている間なんかはケーブルに挿すだけで充電できるので普通に携帯を充電するみたいな感じで使用する事になります。
(なのでヘッドフォン部分の単4電池は充電池を使用する事になります。普通の電池ではなく。)
コネクタは専用の物がくっついてきます。(二股にわかれているケーブルが付属するので、一つのAC電源の場所だけで大丈夫です。ヘッドフォンの充電とトランスミッターのコンセント駆動ができます。)
私の場合はエネループの急速充電と単四4本と単三、4本を使用しています。
あらかじめ充電しておき、どっかしらのタイミングで単三が切れるので、その時は予備の物に交換して使用するっていう感じになっています。
この場合もヘッドフォン側の充電が切れた経験はないので寝てる間に充電している場合は長時間使用する日でもヘッドフォン側の電池切れはほとんど心配しなくて良いかと思います。
ヘッドフォンを充電コードに繋ぐのを忘れる時があるので一応単4も予備を用意していますが、寝ている間に充電している時は一日ヘッドフォンを使っていても使用中に単4が切れた事はありません。
(バッテリーの充電時間は初回約16時間、次回からは使用時間の約半分)
私がRS160で使用している単3充電池と急速充電器とのセットはこれです。
同梱されているもの
充電に関して、何が入っているか分からない事があると思うので、RS160に同梱されている物の図を以下に掲載します。
[PDF]RS160の取扱説明書5ページ – Sennheiserより引用
同梱されているもの
- へッドホン HDR160 (x1)
- トランスミッター TR 160 (x1)
- 国別変換アダプター付き電源ユニット (x1)
- オーディオケーブル (x1)
- DCケーブル (x1)
- バッテリー、単4形 (x2)
- クイックガイド(CD-ROM) (x1)
- Safety Guide (x1)
単4は充電できるタイプの物が付属します。(ヘッドフォン部分に使うので。)
個人的にはプラスチックの触り心地は大問題だった。
個人的な事なのですが、ヘッドフォン部分が嫌な触り心地だったのが大問題でした。
触り心地的にはノートパソコンのキーボードとかに使用されているよくある材質で、サラサラな感触のプラスチックという感じです。
あまり苦手な人はいないかも知れませんが。
分かりにくいかもしれませんが、見た目的にはこんな感じの材質です。
私の場合はホントに苦手な触り心地の材質なので車などに使うカッティングシートを貼って解決しました。
トランスミッター部分の材質は、ツルツルというかキュッキュッって鳴る様なプラスチックです。上の面にサラサラな部分も少しありますが、触らなくても持てる+大部分がツルツルのプラスチックでこれは問題ないのでトランスミッターには何もしないで大丈夫でした。
なので、あまりいないかもしれませんが、サラサラのプラスチックの触り心地が苦手な方は、カッティングシートやシール系の物をヘッドフォン部分に足りるくらい用意しておくのも良いかと思います。
充電コードを外す時にちょっと固い時がある。
電源コード(充電コード)をヘッドフォンから外す時は結構力がいる時があるのでケーブルが断線しちゃわないかな~って怖い時もあります。
使っている内に段々柔らかくなってきますが、それでも断線は結構怖いという部分はあります。
トランスミッター部分は取りやすいので、ケーブルの断線の心配は出てきていません。
購入時のプラスチックの箱を開けるのがかなり大変。
RS160の梱包(プラスチック)はかなり開けづらい部分はありました。
手では開けられなかったので、ハサミで周りを切ってなんとか開けたのですが(後からハサミで開けるのが普通というのが分かりました。)、プラスティックの大部分を切っても全然取り出す事ができなく、最終的にかなり力を入れてどうにかこうにか開けたって感じでした。
プラスチックは結構グチャグチャになり、最終的にこんな感じで開けました。
ヘッドフォンが壊れるのが嫌で最初は慎重にやっていたので時間も結構かかった覚えがあります。
ケガしてしまう事もあると思うので梱包を開ける時は、軍手など、何かしら手を守る物を用意しておいて開ける方が良いかと思います。
RS160を使用していてかなり便利になった場面
RS160を使用する様になってかなり便利になったのは以下の様な事です。
- 夜中に気兼ねなくテレビが見れる様になった。(これが主な購入動機です。普通にできる様になったので満足しました。)
- 音自体に満足なので、音楽番組や映画が楽しみやすくなった。huluの映画とかもこれ使って見てます。
- CM中にどこかに行っても音が聞こえているから、番組が始まったのも分かるし、まだ始まっていないのも分かるし、始まっちゃっても内容が掴めるから慌てて戻らなくて良くなった。
- ドラマやニュースを流しながらの「ながら作業」ができる様になり家事や作業がはかどる様になった。
- PC作業中やPCで動画見ている時にいちいちヘッドフォンを外さなくてもPCの前を離れられる様になった。
他にも色々とあるのですが、買って良かったなって感じるのは主に上記の様な時です。
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ゼンハイザーのRS160の感想のまとめ
まとめると、ゼンハイザーRS160は電池が必要・サラサラのプラスチックの触り心地・電源コード外すのがちょい大変・梱包を開けるのがちょい大変ってのが問題ない場合には、
- 長時間使用しても全然疲れない重さと形
- 使い方が簡単(機器の切り替えが簡単)
- 音がほぼ途切れない
- 音質も良い
ので、「TVを夜中に気兼ねなく見たい」とか、「近所迷惑が気になってかなり音量小さくしている」とか、「ながら作業を快適にしたい」って場合には普通に(個人的にはかなり)おすすめなワイヤレスヘッドフォンです。
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